【四季の歌】、【富山に伝わる三つの民謡】、【ローレライ】と全曲通しで練習しました。富澤先生のご指導の主な点をまとめると以下の通りです。
【富山に伝わる三つの民謡】では、(越中おわら)と(むぎや)も(こきりこ)でのニュアンスが生きていてダイナミックと繊細なところが歌えている。ただし、たとえば(むぎや)の「もんやじいさんの」のところは春を願うわくわく感がもっと練習で出してゆきたい。
【ローレライ】では(ローレライ)冒頭の「なじかは」6/8拍子は2拍でうたうと1トット2トットの6拍子目から入る弱起で、リズム感をつかむには上から入ってくる感じで6拍めの「なじ」を強拍であるかのようにしかしアクセントを付けず弱拍でうたうことが必要。
(峠の我が家)は(こきりこ)で培ってきた単に音や言葉で歌うのではなく、何かを表現する、想いを届けることが全開になっていて素晴らしかった。
(アニーローリー)は良く歌えているが(峠の我が家)からはだいぶん落差がある。
(別れ)では、「おもいではつねにわれらの」のところは音程を口で作ると面白くない、お腹で作られる音程がきっちり聞こえてppで歌詞が流れてくるとわー綺麗となる。磨き上げてみたい小品。
(埴生の宿)では、冒頭の「はあにゅうの」の「はあ」の「あ」はのど元で歌いなおさず横隔膜で作られた「は」からつづく音程の「あ」で、なめらかに「はあ」とつづく「にゅう」も横隔膜の処理で音程をつくっていく、「やど」は言葉としてはっきり歌うところ。横隔膜で音程としてはっきりさせるところと言葉としてくっきりさせる部分の歌い分けが大事。「のどかなりや」の「ど」はこれまで何回も指摘された語頭の子音が低く出る日本語の癖をなおすこと。「どのどの」と歌うと「ど」がしっかり音程が作られる。
ご指導の一つ一つが納得され、これらをしっかり自分のものにしてゆけば、すごい合唱になりそうです。次回はむぎやを主体に歌いこむ予定です。
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