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11月20日の練習

isamumaekawa

約一か月ぶりのプラザホールでの練習です。【むぎや】を徹底的に練習しました。

富澤先生のご指導の主要点は以下のとおりです。


 出だしの「ながいふゆが」のNaが準備されないで出てきている。横隔膜を準備して、ブレス、横隔膜をぱーんと打ってNaで母音aを響かせる。この音を出そうとしている勝負の顔、表情が欲しい。

 40p2小節目からの「へいけのおちゅうどもんやじいさんが」については、8分音符そのままで聞く人に聞こえたらまずい。「へいけの」「おちゅうど」「もんやじいさん」は音符ではなく言葉単位で歌う。このことばに源平の昔のイメージがありありとよみがえる表現が欲しい。41pの4小節目、5小節目「イナー」は十分な息をもって、途中で切れてしまわないように。「ウォウォ」は「イナー,アイナー」のもんやじいさんの歌声とそのこだまに対して大自然の音のようなもの、横隔膜をしっかり使ってo母音を発声する。この掛け合いで春がやってくる。「はるだはるだ」は2回繰り返されている。もんやじいさんが連れてきた春だという心の浮き立つ表現が欲しい。この「へいけの」から45pの3小節目まではエネルギッシュに最高の声と響きで歌ってほしい。

「ジャントコーイ」「ジャントコイ」は横隔膜を使って腹で支えて歌うこと、

46pの「むーぎーーや」から49pのコーダまでは、自分に最も気持ちの良い発声で存分に歌う。ソルフェージュ的なあるいは発声的な完成度よりも生命力のあふれた歌であってほしい。

50pの5小節目からからは、一転くっきりした発声が求められる。「もんやじいさんの」

はポンポンポンと横隔膜の反応で体を使って歌う。

55pのコーダからは、前半の繊細なハーモニーからダイナミックな響き、民謡調な自由なエネルギーを経て、最後はそれらをすべて含んだ最高の歌になる。56pのMeno mossoの「もんやじいさん」の「Mo」は最高の発声でo母音を響かせることが求めれれる。

合唱のあらゆる要素が詰まった大変な曲であるが、暗譜しろとまではいわないが譜面を離せる程度までに歌いこなせば、この曲の持っている味が十分出せるようになる。


最後に[ふるさとの四季]の【雪】【故郷】をさらいました。

【雪】は腹の動きと舌の動きが連動していないと音の立ち上がりの悪い歌になる。出だしの「ゆーきや」のYuは、準備された横隔膜でu母音を響かせる、その出だしにyを付け、横隔膜で歌ってゆくこと。

【故郷】はたとえば「いかに」を音符のあるところだけ歌うのではなく音符と音符の空間が歌っている時間であることを意識して歌うこと。


『むぎや」を歌うとくたくたになりますね。これを「こきりこ」のレベルまで持ってきたときどんな歌になるのか期待で胸がわくわくします。







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