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2月12日の練習

isamumaekawa

[ローレライ]をみっちり練習した後、[富山に伝わる三つの民謡]を通しで歌い大事なポイントを復習しました。

(ローレライ)では、冒頭の「なじかは」の(な)の母音アの立ち上がりがぼやけている。横隔膜をしっかり使って瞬時に(ア)を響かせることを指摘されました。どの歌も立ち上がりがポイントで体のスタンバイから拍子を打った瞬間には母音が響いていることは、これまでも幾度も指摘されていることです。

(峠の我が家)では、14小節の8分休符までブレスがない。途中の4分音符でブレスを入れてよいが、ぎりぎりまで伸ばして、8分休符にならないように注意です。冒頭の「あのやまを」は遠くの山であることを意識して歌う。「くさのみちうたいながら」の(ら)はアルトパートはファの♭になっている。音程を変えるだけでは不十分で、♭したよと浮かび上がらせることが肝要。

(アニーローリー)では、20小節の男声パート「かぜに」の(か)も母音を響かせそのうえに(ぜに)が乗ってゆく「ぼくをみつめた~」は遠くのあの人に向かっているニュアンスを十分意識してうたう。

(別れ)は横隔膜を使って歌う典型例。冒頭の「さらばさらば」は弱拍に言葉の頭が来ているので(ば)にアクセントを置かないように注意する。「ばさら」と聞こえてしまう。またこの場所はmfですが、つぎの「いつのひにか」はpになっていることに注意する。20小節の「つねに」の(に)は横隔膜効かして歌うこと。

(埴生の宿)では、「おぉ わがやどよ」の感嘆詞(おぉ)は(我が宿)に焦点があるので、(おぉ)のあとがしりすぼみにならないように注意する。

[富山に伝わる三つの民謡]では、25分もかかる全曲をうたうと1.越中おわらは良くなってきた。しかし、そのあとの2.こきりこはアップアップ、3.むぎやはこれがおしまいというように集中力が欠けてきて、これまで注意していた横隔膜で歌うことが続けられなくなっていた。疲れているときほど体のスタンバイ、横隔膜をキープした体を使った発声が大事であると指摘されました。個別には(1.越中おわら)では「よがふける」はこれまでも何回も練習したキーフレーズで1音、1音を大切に歌うことを、(2.こきりこ)では32pのMeno mosso 「つれづれに」の(れ)は音程を下から上げないで音を一つ一つ立てながらかつレガートで、34pの「ルルルルル~」は母音(ウ)を響かせながら、またアルト、バスの「ブン,ブン」はコントラバスのピチカートのように歌うよう指導されました。

歌の勘所はたびたびの先生のご指導で分かりつつありますが、緊張感を保って最後まで歌いきる訓練がまだまだ足りないようです。





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