練習からの帰り道、心も体も弾んでいた。
今までの練習の蓄積から、突然見たことのない景色が見えたからだ。
きっかけは細かい練習の後、冨澤先生が「指揮者はまとめるために方向性を言っているだけで皆さんがアーティストとして指揮者の先を自分で歌わないとただのピアノになってしまう」そう言ってピアニストの吉田先生に「強く弾いて、弱く弾いて、好きな和音弾いて」と指示されたように弾いてくださり「ピアノは素晴らしい音がだせるけど、自分では音がだせない、誰でも音は出せるけど、音楽はそのアーティストからしか生まれない」
発声とか発音とか音程とか歌詞とか作曲の解釈とかを超えた、栄フロイデコールの音楽を作る練習が一人一人の中に生まれたのかなと、今まで聞いたことのない響きに戦慄したしだいです。
【こきりこ指導ポイント】
① オンタイムは言葉の母音
② ①の母音の響きを豊かにするために息を送る
③ 「ん」の発音は舌を上あごにつけるだけ
④ 歌詞「ゆき」をなにげなく歌わないP22ゆきのG音とふりのG音の作曲の意味
⑤ ほとんどソプラノパートは輪郭線、グラデーションを作って立体的にするのが下のパー
トの役目
⑥ P26フェルマーターの入りはインテンポで切り方を口で止めないで横隔膜を意識して響
きを残して、ピアノの音が聞こえてくるていで
⑦ P27の響きの中心はラドミのミ 自然倍音の5度の響の意味
⑧ 「ためいきの」ため息をいれよう
⑨ P34の1小節目のレファラの短三和音から2小節目のレファシャープラの長三和音に
変わったこの切なさを感じて
⑩ P34から4,5,6,7小節目をお客さんとして聞いてはダメ、自分の心のうめきと
して演出して
⑪ P35は現実に聞こえる音を表現しているのではなく幻の何かが聞こえてくる
古から現代までの歌い継がれてきた時間空間も表してP36で現実の音に
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